心電図検定のメリット3選【即戦力になれる】
- 心電図の資格が欲しい
- 技師会と不整脈学会のどちらが良いか迷っている
- 心電図検定を受けるメリットって何?
こんなお悩みを解決します
心電図に携わる技師であれば自身の力を証明する資格は欲しいですよね
認定技師か心電図検定どちらを受験しようか迷っている方も多いのではないでしょうか
結論、心電図の判読力を高めたい人には心電図検定がおすすめです
心電図検定受験のメリットは以下の通り
- 即戦力の心電図判読が身に付く
- 受験しやすい
- 周囲に心電図判読力をアピールできる
■心電図検定のメリット
❶多職種受験可能で知識を統一できる
他職種のスタッフが同一の問題を受験するので、2級持っていればこれくらい読めると知識の共有・統一が可能で
仕事面でも信頼に繋がります
逆に3級ならばここは指導しておこうなど教育面でも役立つこと間違いなし
❷即戦力の知識が身に付く
実臨床でよく遭遇する波形なので判読力が効率よく身につきます
たとえば急変時に「VTが出ている!」だけでなく「右室流出路起源のVT!」と判読できれば抗不整脈薬の選択にも有利です
他にもアブレーション時の焼却位置や遺伝性疾患に特徴的な波形など知っていれば治療に役立つ知識や
急変を未然に防いだり薬物選択の補助になる知識を学ぶことができ、即戦力の知識が身につきます
心電図検定を受験している医師でれば波形を通して共通認識を持つことも可能でしょう
❸発言の説得力が増す
精度管理の問題や解釈に迷った波形でたびたび技師間でディスカッションが設けられますよね
こんな時、経験の浅い技師の発言は一蹴されてしまいがちです
心電図検定を合格したというだけで絶大な信頼を得たり、周囲の意見や見方が変わったりすることでしょう
良くも悪くも有級者の発言は無条件で信頼されてしまいますので責任感も身につきます
■受験しやすいポイント
学会に入らずに受験可能なので経済的
学会認定の技師になるには当然ながらその学会に所属しておく必要があり、
年会費がかかってきます
一方心電図検定は学会の会員でなくとも受験可能でできるだけ費用を抑えて資格が欲しい、力試しがしたい方におすすめです
受験資格
認定心電検査技師:不整脈学会あるいは日臨技会員
心電図検定 :学生〜コメディカル、医師まで誰でもOK
受験料
心電図検定 :3級6000円 2級8000円 1級10000円
認定技師(日臨技):20000円
年会費
不整脈学会 :6000円(技師)
日臨技 :10000円+県技師会年会費
対策しやすい【公式の参考書あり】
心電図検定の試験問題の公式参考書が出版されているので対策しやすい
▷【2023年最新版】認定心電検査技師がオススメする心電図の参考書10選
▷【パターンで覚える】認定心電技師が教える心電図の読み方【3つの手順】
認定技師では過去問はなく参考書しかありません
広く勉強する必要があります
出題範囲
心電図検定では心電図判読のみ
ただし、級が上がればかなり深いところまで出題されます
波形レベルで言えば心電図検定の方が難易度は上かもしれません
一方、認定技師は心電図だけでなくホルター波形の判読や抗不整脈薬の知識や応急処置、機器の構造など心電図に纏わる知識が問われます
総合的な学習が望まれます
試験会場が多い
心電図検定の受験会場は現時点で以下の通り
東京 大阪 名古屋 福岡
地方住みでも比較的受験しやすいのが良いですね
認定心電技師は東京のみ(2023年時点)
交通の便が悪い場合もあり受験会場に行くのも一苦労です
■まとめ
- 即戦力の心電図判読が身に付く
- 受験しやすい
- 周囲に心電図判読力をアピールできる