【2023年最新版】認定心電検査技師がオススメする心電図の参考書10選
・心電図ってよく分からない
・一冊で幅広く勉強できる参考書はないの?
・認定技師を受けるのにオススメの参考書が知りたい
こんなお悩みを解決します
「心電図 おすすめ」で検索するとたくさんの参考書がヒットします
どれが良いか迷いますよね
この記事では私が認定心電技師を取得するまでに読んだ本と、今でも活用している本の中から特に有用だった10冊を紹介します
これから心電図を学びたい方、より理解を深めたい方、資格を取得したい方はぜひご一読ください
心電図の読み方についてはコチラもどうぞ
【パターンで覚える】認定心電技師が教える心電図の読み方【3つの手順】 - 臨床検査技師のためのお仕事ガイドブック
心電図を基礎から学びたい
学生や生理検査に配属になったばかりの方、当直で少し関わる程度の方にオススメです
①心電図のみかた、考え方
医師と研修医の対話形式で波形を解説しており、
できるだけ解りやすい言葉で解説されています
研修医の成長物語として小説気分でサクサク読み進められます
心電図の基礎からしっかりと学びたい方にオススメ
(基礎編も出版されていますが、教科書レベルの知識があれば応用編からで良いと思います)
②循環器医 救急医のための心電図症例集
実際の波形が提示されており、ノイズが混入していたりと現場の雰囲気をうかがい知る事ができます
PCIの結果からも合わせて解説されており、より理解が深まります
とにかく実際の症例を診たい!という方にオススメ
③成り立ちから理解する心電図波形
上記2冊と比べるとイラストや波形は少なめですが、
なぜそのような波形になるのか?がわかりやすく解説されています
脚ブロックはなぜ左右で形が異なるのか?ブルガタはなぜ上位肋間で記録すると波形が変わるのか?など理屈で理解したい方にオススメです
理解を深めたい
教科書レベルの波形はもう読める!もっと深く知りたい
複雑な不整脈がわかるようになりたいという方向け
生理検査技師や循環器に携わるコメディカルの方にオススメ
④心電図の読み方パーフェクトマニュアル
大きな波形と詳細な解説がぎっしりと詰まっており、言わずと知れた良書ですね
私も認定心電検査技師取得の際に活用しました
不整脈、虚血性心疾患など領域ごとに波形が別れており、これ1冊で大体の心電図の判読は可能になるでしょう
網羅的な1冊が欲しい!という方にオススメ
大型本なので持ち歩きは大変ですが、2〜3周もすれば確実に判読能力は向上します
⑤心電図・不整脈 個人授業
「心電図の見かた、考え方」の続編となります
ホルター心電図で記録された波形をメインに話が進んでいきますが、
特にPSVTの項では、少々取っつきにくいAVNRTのメカニズムやホルター心電図で推察する方法もイラスト付きで分かりやすく解説されています
12誘導波形でも応用が効く考え方なので認定取得後も何度も読み返しており、
今でも活用しています
ホルター解析を始めたばかりの方はもちろん、ある程度経験のある方にもオススメ
目からウロコの知識が学べます
⑥イラストで学ぶ心臓ペースメーカ
数少ないペースメーカーに特化した本です
イラストがメインで掲載されておりペーシング不全などイメージしにくい領域もしっかりとカバーされています
海外本を翻訳しているのでアメコミ風のイラストやコメントが独特で面白いですよ
認定心電検査技師・心電図検定を受験したい
⑦循環器機能検査技術教本
心電図だけでなくエコーやCPXなど循環器系の検査に関する技術教本なので
検査技師に特化した参考書です
認定心電検査技師の試験対策や、サーベイの問題にも出題されていたので精度管理の問題作成にも役立つ1冊です
⑧不整脈の診かたと治療
文字数多め、波形は心内心電図が多めと初学者には取っつきにくい内容ですが、不整脈の本質が学べる良書です
少々古い本ですが、心内心電図やラダーグラムが多く、不整脈を論理的に学びたい方向けです
認定心電検査技師取得後でも解釈に迷う波形があれば活用していますので、
教科書レベルの不整脈はもう分かる!という方には満足いただける内容と思います
⑨実力心電図
不整脈心電学会が出版する参考書で
心電図の知識が基礎から応用まで幅広く学べます
心電図検定受験を考えているのであれば一読しておく価値アリです
技師であれば技術教本と内容が重複する箇所もありますので
認定心電検査技師(不整脈学会か技師会か)、心電図検定かどれを取得・受験したいかに合わせて購入をオススメします
⑩心電図検定公式問題集&ガイド
こちらも不整脈学会が出版する心電図検定用の参考書です
公式に出版される問題集で心電図検定受験予定の方は必須の参考書となります
解説付きですがあくまで問題集なので、分からない箇所は上記⑨実力心電図や④パーフェクトマニュアルなど大型本の参考書を元に、繰り返し周回すると良いでしょう