- 新しく採血業務を担当することになった
- 採血が苦手
- 失敗しないコツが知りたい
こんなお悩みを解決します
結論、イチかバチかで穿刺するとほぼ失敗します
以下のコツを押さえて採血すると初心者でも成功確率アップすること間違いなしです
※初心者向け、新しく業務に就く臨床検査技師向けの内容です(翼状針を想定)
透析や化学療法など難易度高めの採血はベテランや看護師さんに任せましょう
血管走行を頭に入れる
肘部だけでなく前腕や手首、手背の走行も頭に入れておくと選択肢が広がります
ぱっと見採血できそうな血管が見当たらなければくまなく探してみましょう
駆血してから血管が怒張してくるまで時間がかかる人もいます
穿刺場所の違いで成功か失敗かを左右します
初めのうちはじっくりと時間をかけて観察しましょう
焦って賭けに出ないことが大事です
固定の方法を決めておく
血管の固定方法を確立させておく
腕の太さや皮膚の弛みの加減でも血管固定の難易度は変わってきます
おすすめは左親指、左中指、右中指の3点固定
強く押さえすぎると血管が虚脱してしまうので注意です
細くて硬いよりも深くて弾力のある血管を狙う
細くて硬い血管の場合、皮膚から浅くはっきりと見えていても失敗しやすいです
- 血管が逃げる
- 血管の下に針先が潜ってしまい、探る動作が難しい
多少深くても太くて弾力のある血管を狙ったほうが針先が刺さりやすく、
万が一外した場合でも探る動作が容易です
前回の穿刺痕を探す
前回の穿刺痕を探したり、いつも採血する場所を患者に聞いてから穿刺ポイントを探すと失敗しにくいです
複数穿刺できそうな場所を見つけたら穿刺痕がある場所からトライしてみましょう
60%ルールで穿刺する
どうしても穿刺ポイントが見つからなかったり、細くて硬い血管しかない人の場合も往々にしてありますよね
この場合60%で成功できる!と思えなければ他のスタッフに交代するのが良いでしょう
「失敗なくして上達なし」
積極的に穿刺していく方が上達しやすいのは事実ですが、
全く血管に当たりがつかないまま穿刺するのは避けておいた方が無難です
まとめ
- 採血する血管が決まればほぼ成功
- 60%成功できる!と感じた場合は積極的に穿刺してOK
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